観念した

ブログ作るつもりなかったんだよ。ほんとうだよ。

このラインを越えたからと言って際限なくボコボコに批判していいという話ではないです

 

けど、視聴者からそういう反発が出るのはそりゃそうですわね、という話。

 

7 MEN 侍のYouTube企画でちょっとファンの間で賛否が分かれることがあって、ファンの方のブログで意見を読んで色々考えることもあり私も意見をまとめよう、とかなぜ反発や拒否感が起きたのか分析しようと試みたんですがマジで終わらなかったので、少しずつ小出しでやっていこうと思います。

【追記】

アホとしか言いようがないのですがそもそもなんの動画について話しているのかリンク貼ってなかった。


https://youtu.be/f-TEvTaVKCE


こちら。頑張ってるしかわいいしおもろいです。ひやっとします(ダブルミーニング)。

あとから埋め込みすんのってどうやるんだろ。調べますね…


【追記ここまで】


個人的にはわりと楽しめました。でも楽しめなかった人の気持ちもわかるよと言うか、楽しめない人を一定数産む企画であり構成だったのは事実だよなと言う話がしたいんだけどマジ終わらんのよな。私の文章作成能力が低いからだけど…

 

suki-zakki.hatenablog.com

 

で、こちらのブログであった「危険って何?どこから?際限なくない?」という話に、これは一定のアンサーが出せるかもなと思ったので先にお話しします。


あくまで私の主観ですが、批判が出やすい、出にくいはある。どこまで行ってもゼロにすることはできないけど、見てて「流石に声を上げなきゃいけないんじゃないか」とか「これを許容したらまた繰り返されるかもしれない、なら今拒否を示すべきじゃないか」とか視聴者やファンが思ってしまうおおよそのライン。

どこから危険、他の企画とどう違う?
大きく2つあると思う。

 

 


①使用用途外であること、また使用用途外だと危険なモノ、やり方を「面白いこと」として発信したことの問題


料理で包丁使ってても使用用途通りです。用途通りということは安全に使えば最低限危険ではないという先人たちの試作や経験の蓄積がそこにはあり、一定の安全性があり、それが共通概念としてある程度視聴者にも共有されているということです。
ですが、「包丁投げて的当てしてみた!」とか言われたら危ないだろ馬鹿という反応もそりゃ出ますね。せめてサーカスでナイフ投げしてるプロを監修につけろ、となる。
ドライブ企画も事故の可能性はいつでも0%ではありませんが、運転するメンバーは免許持ちにする、道交法を守るなどの他、スタッフが前か後ろまたは両方で挟んでおくなどの安全策があってやってます。これが「車の前にメンバー括り付けて走ってみた」とかだったら使用用途外です。危ないだろ馬鹿、という話になります。カースタントの監修をつけろ。

そしてこの用途通りにある程度安全にやるということは、もしも怪我や事故があって「怪我した」としても「でも誰も悪くないよね」と言える範囲内にするということです。視聴者が納得・許容できるということ。
なので大光チャレンジや運動会動画の跳び箱でチョケたメンツは危険は危険なんだけど、(これは後日また詳しくしますが)"誰かにやれと言われてやった"のではなく主体的に"やんなくてもいいことを自分でやると決めてやった"ので「危険なことするな馬鹿!!!!!!!!」という反応が出たとしてもそれは"スタッフに対して"ではなく、"本人に対して"になります。その反応にメンバーが応えるかどうか、またどう応えるかは本人次第であり、ケースバイケースじゃないかな。それでもやりたいならやるだろうし、それを応援できるファンが残り、増え、応援できないファンはある程度去ります。健全なサイクル。

そして今回の動画は冷蔵庫や氷や衣服やドライヤーなどをそもそも使用用途に沿わない使い方をする企画でした。氷は自然にできるものでもありますがあの氷柱はどう考えても人工的に作っている。人工的に作られた氷は大抵何かを冷やすために使います。氷に触れていたのはメンバーの肌なのでメンバーの肌がひたすら冷やされることになる。冷蔵庫は物を冷やすためにあり、あそこにいるのはメンバーなので、メンバーはひたすら冷やされることになる。冷蔵庫内で作業する職員だってもうちょっとマシな格好します。スタッフのそのジャンパーをメンバーによこせよ(モンペ仕草)。

そして「彼らの身体」人体はあのサイズの氷柱を溶かす、削るという使用用途におそらく耐えられません。おそらくというか、絶対無理です。普段飲み物に入ってるサイズの氷ですら、投げたり踏んだりしないで道具もなしにどうこうするのは難しいんじゃないの?と考えると、あのサイズの氷柱を身体ひとつでどうこうしろというのは、はなから不可能な課題でした。企画のアラや構成について詳しくは後日やりたいのですが、このはなから可能性の低い課題を与えるというのも「やらされてる」感を演出してしまってアレだよね…

あと彼らの私服も「業務用冷凍庫内で凍らせる」「凍ったまま着る」という用途をおそらく想定していません。だからそれをやってどうなるかわからない。私服大丈夫だった?とみんな心配してたのはそういうことです。大丈夫でよかったねと思うが、結果論だしな…。れれが尊くて有能でよかったね…。

2つの氷柱だけは「この対決のために作られたので使用用途通り」と言い張ることもできます。ですがそれは木の枝に吊るしたロープを「これはブランコにするためにやりましたのでブランコとして安全です」と言い張るようなものです。ならん。遊具かて色々と安全規格があります。固定されてないとか色々、っつーかそもそもなんでボールなの?とか、あの対決のために作られたにしても雑で色々こう…雑。ゲームのための道具にしても雑。まあゲーム全部雑だけどな。企画全部雑だよ。構成の段で後述するからもういいけど。

つまり、氷や道具や場所を「使用用途外で使う」なら"この動画の安全面はこんな感じです"と提示する必要があったという話です。文言だけ入れときゃいいという話でもない。
最大限好意的に見て強いて言うなら外じゃなく冷蔵庫でやったのは自然に溶けた水による漏電を防ぐためと言えなくもないですが、そのせいで溶かす難易度上がって1時間以上冷蔵庫の中で撮影するハメになってませんあれ?どちらにしろお湯かけて溶かすなら漏電の危険性は変わらんし。

 

そしてそれを危険なこと動画コンテンツにする上で「笑えること」として世に出しています。危険なことを危険なこととして発信したわけではないので、多分本当はそこのギャップを笑いに変換したかったんだろうけど編集とか編集とか編集とか構成とか視聴者の求めるチャンネルの雰囲気とかメンバーのスキルとか諸々が追いついてない感じはする。最後二つに関してどうこうなったところで編集や構成があれではどちらにしろアレです。

 

②危険度×所要時間の問題


それこそ人を掃除機で吸うとかは用途外ですがそこまで危険なことにはならないだろう(顔とか指とかみたいなところを吸おうとしたら危ないかもしれませんが)という感じはあります。業務用とかだと危ないかもですが家電ならまあ、くらいの。
大光チャレンジで使われたブロワーなどは使用がほぼ一瞬〜数分程度、ガムテープぐるぐる巻きは用途外の使用ですしきつく締められたり転びそうになったりしてやや危ない向きはありますが、服の上からであることに加え、ぐるぐる巻き〜解放まで最大15分程度で終わりました。
また、ガムテープぐるぐる脱出は動画の最初にガムテープで遊ぶメンバー達の描写があります。ここでガムテープ自体彼らが気軽におもちゃにできる、ある程度コントロールできるものだということが示唆されます。

つまり危険度が低いですよと言うことになります。


んで今回、最後まで冷蔵庫で150キロの氷柱+凍った衣服直肌でトータル1時間半です。かつ、氷柱や冷蔵庫は彼らにとって楽しくおもちゃにできる範囲を超えています。また冷蔵庫にあの服装は彼らのフィジカルにデバフがかかった状態であろうことも付け加えます。

「今までは良かった(良くはなくてもそこまで声が上がらなかった)のに、今回だけなんでダメなの」の答えはここもあるんじゃないかと思います。

ただどちらにしろ相対的なイメージは大きいので、普段から1時間以上継続する苦痛が侍Tubeのデフォだったら今回の企画もそこまで言われなかったかもしれません。実際「罰ゲームじゃないのに罰ゲームみたいなことしてる侍」というイメージがあるので大抵のことは笑って許容できるファンが多いみたいなのは多分ある。

だから罰ゲームドリンクをそんな内輪ノリが通じないHiHiに持って行って微妙な空気になったりしました。だから内輪ネタなんだって。これは構成の話の時に話します(何回言うんだこの文言

というかイメージを大事にするお仕事の究極系みたいなもんですからねアイドルって。そこで事実と違う、イメージで誤解されるとか言っても仕方ないところはあります。ならその"事実"をシンプルに伝える努力をすべきだった、ということになります。ノイズが多すぎるんだよこの動画。

 

「使用用途外の使い方をすることそのものが面白い」という笑いもあるので全てやるなという話ではありません。
つーかやるならうまくやれ、またはちゃんとやれという話でもあります。これだけ体を張らせておいて動画の出来がこれなの?という怒りが少なくとも私の中にはある。構成やサムネの話をするときにこの話はまた詳しくします。
そして極端な話、使用用途通りでも危険だ嫌だ推しにやって欲しくないというオタクもまたゼロにはなりません。

だからどこまでいっても一定ラインは切り捨てることにはなるだろうというのもわかる。

でも少なくともそういうラインがあるのではないか、という話をしました。

 

 

運動会で楽しくやってる中に出したい記事ではなかったけど、まあ参考程度になれば幸いです。