【ぐだぐだ話】面白いものが見たいという気持ちと再生数に対する焦りのこと
やっぱそう言うことだよなあと思ったと言う話です。
褒め記事の前に吐き出しておきたくて
顧客が求めていたのはドリルではなく穴であると言う話 というか
侍tubeのクオリティに関して、YouTubeのコメ欄という、基本的に平和で良いことしか書かれない(メンバーも見るからスタッフのモチベやメンバーのメンタルのためにも良いことを書きたいし、外部の非オタも見るから民度良くしておくに越したことはないので)ような場で、ファンが「流石にもうちょっとどうにかならないか。クオリティというか。例えばテロップとか、動画の長さとか」ってなってたんですよ。
最近(2022年の1月〜7月頭くらいまで)の侍tubeって(個人的な感覚によりますが)2.3本くらいちょっとやばいのが続いて1本良い感じのが出てまた3本くらいやばいのが続いてくらいの打率で、その前はまあたまにつまんないのもあるけど編集自体はそこまで酷くなかったり打率としてはそこまでひどくなかったり、てかんじだったのでなんか全体的に「なんか前よりおかしくなったよね」という感覚の人もいるよねって感じ。
あとパフォーマンス動画もかゆいところに手が微妙に…微妙〜〜〜に届かないみたいのでは、みたいな惜しさもあったりして、てかそもそもいまJr.チャンネル自体全体的に伸び辛い段階なんだろうとはいえ数字見て焦るファンもそりゃ出てくるよと言う感じで
地上波や有料放送のバラエティの中で映える彼らを見たから余計、と言うのもあるだろうけど
まあそう言うのが流石に爆発したのかなって感じなんですけど。
でその内容も、前なら多分あそこまで具体的なコメントにならなかったと思うんですよね。
「テロップもうちょっと拾ってほしい」「もうちょっと長い動画も見たい」とか、もうなんかふわっと面白い動画期待してますとか○○企画が見たいとか言ってても通じない!と思って、というか「ファンが熱望する○○企画がもし来たとしても、この編集クオリティでやられたら意味ないな」ってなるレベルまできてると言うか、具体的な方法まで言わなきゃ伝わらないって、
お前らのせいだってスタッフ非難したいんじゃなくて、建設的な話がしたいだけなんだっていう姿勢でいたい、というか、
この状況でもまだ頑張って、感情的な主観による叩きみたいにならないように頑張ってるようにわたしには見えたんですね。一部やばいのもいたけど。
けど、その本質は「楽しく動画を見たい」
「クオリティを上げてほしい」「面白い企画して欲しい」「もっとメンバーの魅力が伝わる動画にしてほしい」
であって、
「テロップを多く」とか「長尺で」とかは、「そうであれば無条件に面白い」と思ってるわけではなく、
あくまでそのために具体性のある提案をしなければ伝わらない、変わらないのではないかというところから出てきた案だとは思うんですよね。
SixTONESのJr.チャンネル時代の動画見てたんですよ。で、その中でも人気の寝起きドッキリ(2回めの奈良のやつ)、ふと見たら10分ジャストくらいの、比較的短い動画なんですね。
9分58秒とかなの。
自分これにすごいびっくりしたんですよ。
このボリュームで10分ジャストくらいなの?!って。
しかもすごい面白くて、それぞれの個性も出て、次の企画(報告ドッキリ)まで見通しが立ってる。
流石としか言いようがない。あと1回めの沖縄寝起きドッキリのリベンジ要素もあるから、そっちも付随して伸びやすい。一つの動画で複数の動画の再生回数まわる動線が引かれてる。すごい。
最近の侍tubeの尺の長さでいうと、比較的伸びて反応良い企画だったねってなった雪上人狼やうるおい祭りと、視聴者置いてけぼりになってコメ欄ちょっと荒れた(そして私が延々擦ってる)氷柱企画、尺の長さは大して変わらないんですよ。
だから長けりゃ良いってもんでもない。むしろ氷柱企画は長めの動画やろうとして失敗した側面があるんじゃないかとすら思う。
ただ、
それだけ長い時間彼らを見たいという気持ちであったり(つくづくサムスト無くなったのってファンにとってきつかったんだなと思う…)(毎日更新本当ありがたかった…)、
カットされてる方に、もっと他に良いシーンは無かったのか?とか(スタッフのシーンの取捨選択への信頼感のなさ)、
それなりの時間カメラ回してるだろうにこの長さになって、しかもその分テンポがいいとか凝縮されて面白くなってるとかであるかと言われると疑問…(編集スキルが追いついてない)、とかがあって、
となると、
「思い切って長尺回しっぱなし企画とかやってみても良いのでは?」
「旅行企画とかお泊まり企画とか、伸びやすくかついやでも長くなるような企画はどうか?」
みたいな提案になるんじゃないかなぁ。
30分くらいの長尺企画とか、ほかのグループだとたまにやってるしね。
メンバーのスキルや体力的に長尺動画は難しいのか?っていうと、うるおい祭りとか雪上人狼見てるとそんなこともなさそうだし。
一応やっぱメンバーもスキル的にまだ足りないところ、発展途上な部分はあるだろうし、かつ、Jr.チャンネルってこうスキルフルプロ集団的なYouTubeスタッフが全部やってあげる〜みたいな感じよりは、メンバーとスタッフが対等な関係で、一緒に成長して作り上げていく感じ、ぽいかなー?とは思うんですよ。
でもだからこそYouTube始めて2年以上経った今この状態になってるのが、余計に視聴者的には腑に落ちないんじゃねぇかな…。
テロップも全部拾えば面白いかってそんなことないわけなんですよね。
そこもテンポとか、シーンの取捨選択とか、テロップの出し方とか、フォントやサイズや位置や動きや効果音との合わせ技とか、色々センスや技術が必要であって。
BGMもただあれば良いわけではなく、音量の調節や、動画内音声、発言、テロップとの連携や調整に、場面や発言に合わせた選曲しないと逆効果になりかねん、等々というのが大前提あるわけで
「動画のクオリティを上げてください」
「楽しく動画を見させてください」
「つまんない動画をでもメンバーが出てるし…って我慢して見なきゃいけないみたいなのはもう嫌だ」
みたいなのがこう…言いたいことの"本丸"なんですよね。本当は。
テロップとか尺に関してはあくまでサブというか。
デビュー前のコンテンツなんてクッッッッソつまんなくて当たり前で、ただメンバーがなんか頑張ってるからそれだけを頼りにガンガン再生数上げて「早くもっとこのグループに予算割けゴルァ」と運営を数字で殴るのが本来のJr.担のスタンスであるべき、てのもまあそれも一つの考え方だと思いますというか、実際そう言うファンが居るからこそ継続できてる側面は絶対ある。
でもそれはそれとして、面白い動画ができれば外部ファンが増えたり知名度アップになるし、布教もしやすいんですよ。
つかJr.のコンテンツでも面白いものバンバン作ってきたからこそ「つまんなくて当然」も通用しなくなってきてるところはあるだろうしね…
そもそもせっかくのYouTubeチャンネル貰ったっつーのにそこで「内部ファンが見ても楽しめるかどうか微妙なライン」みたいな微妙な動画作ってるようじゃどちゃくそ勿体無いし、つーかそんなことしてる場合でもない…よね…というのもあります。
端的に、デビューに向けて頑張ってるんだもんよ。
ジャニーズからデビューするってことは、多分ですがCDが売れる目処がつかないと無理なんですよね。あとライブの動員の目処。これはファンクラブの名義の数とかもあるかな。
例えばですが、SixTONESはJr.チャンネル時代にYouTubeのキャンペーンに選ばれただけあってか今でも毎週なんかしらYouTubeでコンテンツ出してます。
最近の新曲「わたし」のMV再生が発売直前までに1000万再生目指そー!とかファンがしたりしてました。(今1400万くらい)。
そして実際の売れ行きは初週ギリハーフミリオン行かなかったけどちょっとしてからハーフミリオン突破しました。
1000万再生されて、売れたCDがざっくりその20分の1の数字なんですよ。
じわじわ売れていくのを目指すにしても、シングルは特に初週〜初月の売り上げが大事だし。
SnowManのオレンジkissはMVとダンプラ合わせて今(これ書いてるの発売日すぐです)見たら1700万再生くらいで、CDが既に60万いってる。ほんと化け物だなこの人たちの売上…
なにわ男子はアルバムですがダイスマで新たに作ったMVが600万再生超えて、その他諸々shortsとかまではあれですが回りまくって、発売から2日でハーフミリオン超えました。流石の勢いだなと思う。
YouTubeの再生回数とCDの売り上げが必ずしも連動してるとは限りません。しかし、どれくらい売れるかの見通しをつけるために参考にされる数字の一つではあるだろう、くらいのことは思うんですよただのにわかファンでも。いや1番は予約の数だろうが…
単純計算ではなかろうと思いつつ、例えばパフォーマンス動画300万再生くらいいってたらCDざっくり20分の1で15万枚くらいは固く売れそうかなあ、とかは思うわけです。上記の化物ども見てると15万って少なく感じますが、ジャニーズ中堅あたりだと売上15〜20万くらい割とある数字なんですよね。
もちろんデビュー後すぐの売上がこれだと多分ちょっと足りないだろうし、音楽以外の仕事や知名度や経験値、ファンクラブ人口の差などもあるので300万再生いったからデビューいけるだろとはまあならないでしょう。
でもパフォーマンス動画300万〜500万とか行ってたら、やっぱ全然違うんだと思う。
じゃあバラエティ系はどうかっつーと、多分だけどアベレージ40〜50万再生は欲しいと思う…
本当なら平均を極端に下げるような動画はない方がいいので、内容に関わらずガンガン回した方がいいんだろうと思う。平均値が上がるので。120万再生もあるけど10万再生もある、てのよりは平均40〜60万、たまに8.90万が出るみたいなのの方がいい。デビューさせるならなおさら、たまのホームランタイプより、打率が高くていつ見ても大体そこそこ良くて笑える、という方がいいわけです。
けどそんなこと分かった上で、侍tubeに苦言呈した人は「見せるなら面白いもの、それなりのクオリティのもの見せてくれ、ジャニオタなら黙って受け入れて我慢するだろうとか思わないでくれ」と表明したわけで
私はそれ自体は悪いことじゃないだろうとは思いました。
実際酷かったし。
あれで平均40万再生オーバーすると思ってんのか本気で?!?!と首根っこ引っ掴みたくなるクオリティではあったし…
荒れたコメント欄は外部から見ると印象はそりゃ良くないけど、ただメンバーの顔面褒めるだけのいいとこ探し穏やかコメント欄でも「つまんなくてもジャニオタはジャニが出てれば金出すからクオリティ低いコンテンツ量産されるんだ」とかクソみたいな責任押し付けられるハメになるんだしな…そんなことまでファンのせいにされても困るわい。つか別に喜んで受け入れてるわけではない。
文句言ったところでどうにもならんと諦めているか、要望は個々で運営にお手紙かご意見メールしてるだけだったりしますしね。
YouTubeのコメ欄の人たちだってなにも初めてそんなこと思ったのでコメントしてるわけではなく、前々からおかしいなと思いながらYouTubeではそういうふうに見せなかっただけで、個々にご意見送ってる人もいればTwitterやその鍵垢で嘆いてる人はいたものな。
それが決壊してしまった、という側面はある。
あと、例えばYouTubeスタッフとか制作側の都合、時間内とか予算がとかスケジューリングとかでクオリティが多少アレになったとしてもさ、それを笑ってネタにできるとか、そういう方向性にもできてないよなと思う。
本来ならそういうの視聴者が察しちゃうのもなって感じだしそれが言い訳みたいになるのもどうなんというのはありますが、それをもとにひとネタ、ワントーク作れてひと笑い作れるならそれでもいいんですよね。
それがまた難しいのはあるだろうけど。
言い方やクオリティによってマジでただの言い訳にしかならなかったらそれはそれでよりアカンわけですし…
たとえばまたSixTONESの話になりますが最近SixTONESは日帰りキャンプ企画をやってて、それの初回で「聞いた?この企画で何本撮りたいのって(スタッフに)聞いたら『8本』て!」「8本?!」「俺8週迷彩?!?!(※迷彩柄の私服着てた)」となったワンシーンがあるんですけど、
しかし冷静に考えて1日でそれだけ撮れ高作れるだろうと思われるSixTONESもおかしいな。じゃなくて
それだけ一日中6人揃うスケジュールもぎ取るの大変なんだろうなとも思う。ただ予算(ひとり一万円という予算設定があった)に関しては最後完全に薙ぎ倒したし、いろいろSixTONESにしかできないパワープレイもあろうが、
でもそれが笑いに、面白みに繋がってたから良かったんだと思うんですよ。
8本分回すってんで、普段ならカットされてそうな固定カメラから見た車の乗り降りとかそのへんも入ってて、丁寧だしまったりした雰囲気にもあってた。
ていうかあれだな。
なによりスタッフに振り回されてる感がないのでストレスが少なかったな…
不満があったらパッと言う、というか、特に田中樹という人は視聴者の思った疑問や不満を想像する能力(客観視とも言う)と、それを変な空気にせずスパッと提起できるスキルがあって、それがツッコミにも活きてるんだけどさ。
客観視、大事。
侍tubeへの視聴者の不満は、メンバーの良さや、こう…「元気さ」「自由さ」みたいなものを、周りのスタッフが編集や企画によってデバフかけるというかナーフしてしまってる感があったから、というのは絶対でかいと思うんですよね…。
一個前の記事で書きましたけど、物理的デバフ環境(冷蔵庫内)で選択肢のない罰ゲームやらされてたりしたらそりゃ「元気に」「自由に」みたいな形容詞が出てくるようなメンバーの姿は望めないよなぁとなってしまうので…
だからスタッフの想像以上だろう大暴れをしてくれる大光は本当に視聴者のメンタルに良いんですよね。
あとスタッフの想像を半ば天然で超えてくるりねこんぴあたり。
スタッフに振り回されるくらいならスタッフ振り回してるような演出してくれた方がいい。実際のところはきちんとしてるだろうこと、真面目であることが伝わってるから余計に。
スタッフが大暴れしてても「でも本当は真面目だから」とか思ってやれませんからね視聴者は…実際それがクオリティに繋がってない(ことが多いように感じられる)わけだし…
とかまあうだうだ言いましたがまあ侍tubeに関してはやれることは(良いと思った)YouTubeの再生回すことであり、
YouTubeの内容やクオリティに関しては事務所にご意見メールとかお手紙を出す、ことになるんだと思う。
私がここでウダウダしてるのは自分の考えやスタンスをまとめるため(そうすることで自分の感情と向き合うため)の他に、侍tube見ててモヤモヤしたファンに対して「まあしゃーない、そう思うだけの要素はあったよ」「好きなとこだけ見たり好きな回いっぱい回そ、全部楽しめないのはファン失格だーとか自分責めたり落ち込むことないよ」って言うためであり、
「不満を持ってるファンの思考回路がわからん」「ネガティブな意見言うのはどうかと思う」「つか侍つべ楽しいじゃん!」というファンに「こういう見方や考えもあるで〜」とやるためであって、
事務所に対して伝えたいことはきちんと伝わる形でご意見を送らんとですからね…。
淡々とやっていこうね…。
というぐだぐだ話でした。また無駄に長くなってしまい…毎度読んでくださる方ありがとうございます…。
次こそ褒め倒し記事を書きたい。